ヤマガラのなわばりについて
・ひとつの巣箱に営巣した場合、その近くの巣箱にヤマガラが入らないのは
なわばりの習性があるせいと考えられる。
・菊水山山道の左側の巣箱で、1回目のつがいがヒナを巣立たせたあと、山道
の右側の巣箱につがいが入って巣箱の様子を見にきたことがあった。
しかし、元の山道の左側の巣箱でつがいが営巣することになると、また山道
の右側の巣箱をつがいが見にくる光景は見られなくなった。
なわばりの習慣があるように思えた。
・なわばりの習慣があったとしても、巣箱をたくさん設置することで、ヤマガラ
巣箱に入る可能性が高くなり、観察が可能になったのは事実である。
・もし、次の同じような実験をする場合には、巣箱と巣箱の間の感覚を十分に
とった方が、成長を観察するには効率的であると考えられる。
講義棟周辺の地図
☆は今回、ヤマガラが入った木である。
○はヤマガラが入らなかった巣箱の木。もしかすると、☆のなわばりの圏内? 100m以内の範囲に位置します。