12. 2つの巣箱によるヤマガラの観察日記より
A 講義棟横のオリジナル巣箱 (内蔵カメラ常設タイプ)
産卵期 ・4/10(水) 〜 巣材とそれを運んでくるヤマガラを観察。
(4/10には、すでに巣材はいっぱいあった。)
・4/15(月) 1個目の卵 この日から毎日1個ずつ産卵。
・4/16(火) 2個目の卵
・4/17(水) 3個目の卵
・4/18(木) 4個目の卵
・4/19(金) 5個目の卵
・4/20(土) 6個目の卵
・4/21(日) 7個目の卵
・4/22(月) 7個のまま
抱卵期 ・4/23(火) 〜 本格的な抱卵期へ
孵化期 ・5/3(金) 〜 15:00 1羽目が孵化
・5/4(土) 朝 合計4羽孵化
成長期 ・5/6(月) 〜 オス・メス両方で、「えさやり」と「ヒナの糞捨て」
・5/20(月) 7羽 巣立ち
B 菊水山山道の顕微鏡巣箱 (カメラ後入れタイプ)
*1回目 ・4/15(月) ヒナ発見。かえりたてくらいに小さい。
☆ この日から、毎日どんどん成長していく姿が観察できた。
4/25(木)・目が開きだす
・羽をばたつかせる
4/26(金)・毛づくろいを始める
・鳴き声がヒナの声からヤマガラの声に変わってきている
4/27(土)・エサをもらう時体を振動させるようになる
・ヒナの体の大きさの差が激しい
・4/29(月) 昼に7羽確認。しきりに羽ばたいている。
・長時間羽ばたくようになっている
・ほとんどくぼみから出ている
・親がいない時は毛づくろいをするかはばたく
・親がいなくてもよく鳴く
・よく体をかく
・少しだけ飛べている
・鳥によって鳴き声の高さが違う
・1羽が親に着いて行って飛ぼうとする
・4/30(火) 早朝から雨。雨が上がってすぐの11時すぎに、巣内にヒナはもういなかった。
☆荒らされた形跡がないことから、4/29午後か4/30朝に、無事巣立ったと考えられる。
☆ヒナの様子から、4/29午後の可能性が高いように思われる。
*2回目
産卵期 ・5/8(水) 卵1個発見 毎日1個ずつのペースで産卵
・5/9(木) 卵2個 巣が補強されたのか草などが多くなっている
・5/13(月) 親が卵を温める
温めながら巣のくぼみを綺麗にしている
・5/14(火) 卵7個に
抱卵期 ・5/15(水) 卵は増えず、本格的な抱卵期に
ずっと卵を温めている
・5/16(木) 巣のくぼみは母鳥がすっぽりおさまるサイズ
・5/17(金) 卵を温めながらよく動いている
・5/23(木) 卵を温めていてあまり動いていない
孵化期 ・5/26(日) 卵5個 2羽かえる
親はエサをゆっくりあげている
小鳥も食べるのが遅い
ヒナにも毛(羽)は少ない
・5/27(月) 卵2個 5羽かえる
親:ヒナ・卵を温めていて座っていておとなしい
少し立ち上がりヒナの様子を見る
・5/28(火) 卵なし すべて孵化
この日から親鳥の世話で、ヒナはどんどん成長していく
親:巣箱つつく
成長期 ・6/5(水) 柄がはっきりしてくる
・6/6(木) 目が開きだしてくる
羽をばたつかせ始める
・6/10(月) 7羽確認 盛んに羽ばたいている
体がもう大人になっている
・6/11(火) 巣内にヒナはいない。
☆荒らされた形跡がないことから、
6/10午後か6/11朝に、無事巣立ったと考えられる。