6 嵐で扉が開いても!

 

  ・2014年の講義棟西横の巣箱は、1回目のカップルの巣立ちのあと、
  2回目のカップ
ルの子育ても順調だった。

     ・2014年は、春に天候の荒れる日が多く、5月20日も夕方に嵐が到来した。

     ・19時台から巣箱が揺れ始めるが、親鳥は卵を温めている。

   ・録画では、巣材のコケが風になびいているので、画面右下あたりで、
    巣箱全面の扉が強い風によって開いてしまったと考えられる。(動画はこちら
)

   ・巣箱の穴のある全面の扉は、私達が観察研究用に開閉式にしたものだが、それが裏目に出てしまった形だ。

 

   ・ところが何と!親鳥は、嵐をものともせず、平然と卵を温め続けているではありませんか!

   ・次の日、巣箱の前面は写真のように完全に開いていまったのだが


    巣をあきらめていない親鳥が確認できました。(動画はこちら)

   ・扉が開いてしまったために、巣はやけに明るくなり、その状態で親鳥が卵を抱いているのがわかります。
    (動画
こちら
     ・かわいいですね、きょろきょろしてますねぇ←何

   ・ヤマガラは、一旦卵を温め始めると、途中である程度環境が変わっても、
    あきらめずに抱卵を続けることが確認できた。

   ・ヤマガラの家族の絆に、感激した私達であった。